たもたす。

比較文化、哲学あたりの人文系が好きです。社会学や現代思想も少し。読んだ本、観た映画、日々の記録。

近況など

  • 物語、宗教、禁忌

人間には物語が必要だ。なぜなら、人間は、生まれ落ちて意識を持つようになったから。チンパンジーや、人間に近い亜種が意識を持つのかどうか、意識は持っているが、物語を必要とするかどうかは定かではないが、物語は必要とはしないのではないか。まだ。意識レベルが低いと言っていいのかわからないが。動物的なものから離陸し、人間は全体性から切り離され、個々人が意識という世界を持つようになった。どのように生きるべきかプログラムされている動物とは違う進化をしたのだ。個別に、道徳や、世界観をインストールする必要が出てきたのだ。
どう生きたって構わない。けれど、種として生き残る確率を上げるための生存戦略はあった。よく出来た巧妙な物語をインストールする、それが宗教だった。世界の大きな宗教はそういうものだ。
欲望や放蕩に関する戒めの物語が世界共通なのは、それが、生存を脅かすものだったからなのだろう。欲望にはきりがない。それにかまけていると、死んでしまうよ、と伝えている。現実社会では、一応はそうした機能は機能してきた。機能するように社会が整えられてきた。だが、スマートフォンの中はそうじゃない。スマートフォンの中にある欲望。自己増殖していく欲望。絶えず放出されるドーパミン。その渦にからめとられた個人のいく末、というものを人はまだ知らない。

  • 欲望

なぜこんなことを考えたのか、過去の下書きにあった文章を読んでいた。ツイッターの裏アカウントなんかを見ながら考えたのだと思う。スマートフォンの中には無限の欲望があり、個人には節度が求められるーーー一般論。何かしらの法制度が整うのだろうか、みたいなことを考えていた。Airbnbの本なんかを読むと、実際には新しい技術や止めようのない社会の流れが法制度を巻き込んで変化させていく模様が描かれている。権力は規制し、現状維持させるモーメントを働かせる。それに挑み変化させるのが個人だーというような。

  • fitbit

脳の快楽回路や依存症の本をいくつか読んで、運動がいかに脳を正常に機能させるために重要か学んだこともあり、fitbitのaltaHRを買って毎日身につけている。これまでも週に二度、少ないときには月に二度程度ランニングをしていたが、これが毎朝の習慣になった。もう習慣になったといっていいと思う。起きて、朝食を摂るまえに走る。走り終えると脳内麻薬が分泌されているのがわかる。とても気持ちいい。体重も減って、事務処理能力も、走らない日に比べたら上がっている。これはしばらく継続したい。