まだら猫の毎日明るく元気よく日記

生活について書きます。

ピアノを練習するときに僕が考えていること

なにを考えているかと言われると、
まず毎日の練習はスケールから。時間が許せば全部の調を弾く。速さはこだわらない。速さが全てではない。むしろ音と音の間を注意して聴き取る。その間をなるべく埋めることをイメージする。音の芯を打鍵できているかに注意を払う。打鍵時にどこで支えているか、無駄がないか、抜ける力はあるか、等。離鍵する指の方に意識を置いたり、二音の関係に注意を払ったり、そんなことを考える。あとは鏡を見ながら、手首の位置を気にしたりする。鏡を見ながら不自然な箇所がないか、視覚的な部分からアプローチする。
ブラームスの練習曲なんかに取り組むときは手の全体のバランスを考える。小指の方に傾いていないか、手のひら全体で支えられているか、など。とにかく意識して感じる。背中、肩の内側、肩の外側、肩と肘の間、肘、手首、第三関節、第二関節、第一関節、体の内側から順番に意識をやり、力を抜いていく。骨盤の柔軟さ、腹筋、足の支え。打鍵と打鍵の間の脱力、打鍵時の一瞬の力みがどこにあるか、その力みは必要か、その力みが無くても同じ音は出るのではないか、等。
呼吸。フレーズ、吐き続けること、腕の重さを感じること、等。

形からのアプローチと、音のイメージからのアプローチ、両方を大事にすること。必要のない言葉は自分の中に入れないこと(教本の類は基本的には読まない、というかまず読まない。言葉の支配力は大きく、警戒すべきものだ)。