竹橋の東京国立近代美術館でやっている日本の家展に行ってきた。
まず、系譜学というものについてフーコーを引きながら「系譜をたどって行くことは、一点に収斂するというよりは散逸していくものだ」というような説明のパネルが現れる。今回の展示は
- 1945年〜1970年
- 1970年〜1995年
- 1995年以降
に区切り、それぞれのマトリックスから13のパネルによって展示されている。取り上げられていた建築家は、池辺陽、難波和彦、板倉準三、坂木一成、伊東豊雄、柄沢祐輔、藤森照信、隈研吾、西沢立衛、妹島和世、安藤忠雄(ほか多数だが私が知っている方たち)といった面々であった。以下、写真撮影OKだった部分のパネルと作品をいくつか紹介する。
感覚的な空間より妹島和世
町家:まちをつくる家よら安藤忠雄
清家清設計≪斎藤助教授の家≫
展示室の真ん中にでんと大きな家があったけれど、ただの家という感じであまり人気はなさそうだった。笑
水族館で水槽を眺めるように1つ1つの建築の縮小模型を眺めていけるのでデートにもオススメ。空間というのはコミュニケーションと切っても切れない関係にあるので、絵画系の展示よりも誰かと一緒に行った方が楽しい企画展だと思います。