たもたす。

比較文化、哲学あたりの人文系が好きです。社会学や現代思想も少し。読んだ本、観た映画、日々の記録。

10年

20歳になるときは、なにかはてなに書いていたかもしれない、そのときは大学一年生で、楽器をはじめたばかりで、ちょうどいま電車の中で倒れないよう手に持っている楽器を買った頃だったかもしれない。10年、とはいえこの2年は働いていたから直ぐに過ぎ去ってしまった。この10年で何を得て何を失ったか、失ったものの方が多いのは間違い無く、自分にとってこの10年の過ごし方が正しいものだったのか、どうなのか、正しいか否かというのは問うても仕方のないことかもしれないが、私の考え方のもとには、正しさ、その多くが世間的な正しさであるが、があることは否めない。確かなものといえば、楽器の技量が身についたこと、何人かの女性と夜を共にしたこと、体型が変わっていないこと、体重も変わっていないこと、知り合いが増えたこと、貯金がいくばくかできたこと、母が亡くなったこと、父が老いたこと。他には?
自分の深層での意識を知るのは難しいが、楽器がある程度、アマチュアでやっていくには十分な技量、が身につくまでは働かないと心に決めていたことは、思いの外強い決意だったのだろうと、振り返ればそういうことになる。では、次の10年はどう生きるのか。結婚は、子供は、仕事は。はっきり言っていまの俺には確固たるビジョンがない。