まだら猫の毎日明るく元気よく日記

生活について書きます。

無題

31日、とても良かった。毎日スタジオでしか弾いてなかった、その週。睡眠、運動は欠かさず。当日は10:30〜12:30で予約して、朝8:00に起きて30分走り、移動して1時間と少し弾いてからリハ。バナナ、レバーの煮付け、カキフライ、マカロニサラダ。ステリハが凄い緊張した。でもステリハが終わったら緊張の糸が切れて少し興奮も冷めた。「こんだけ緊張してもまだ緊張するだけの体力が残ってるのか」と半ば自分に呆れつつ。本番はリハよりリラックス出来た。これまでの中で一番の出来だったと思う。
欲を言えばもう少し時間をゆっくり感じたかった。でももう、なかなかこういう本番はない気がする。また、そういう時間を作れるように頑張るしかない。

来年何弾こう?
まだ何も決まらない。ベートーヴェンブラームスモーツァルトショパン
また半年後に考えればいいのかな。

無題

だいぶ弾けるようにはなったと思う。そういう感覚を覚える都度、たしかに、かつてはこの様に弾いていたかもしれない、という気持ちになる。今よりも考えることが少なく、CDで聞いた唯一つの音源を元に弾いていた頃のこと。あるいは、今の方が出している音はより豊かかもしれない。そうかもしれないな。取り組めば取り組むほどより難しさが増していく、と言えばそんなことは当たり前だと言われそうだが、通常は練習を積めばより少ない労力で楽に弾けるようになると思いがちだ。しかし実際はその逆だ。新しい感覚に身体が開くようになり、新しいことに気づくことで更に難易度が高まっていく。それが芸術と言われればそれまでなのだが。

もっと、人と違う言葉を持って語れるようになりたい。音楽は人間の言語よりも豊かだ、という言葉はよく聞くが、正直、それがどう豊かなのか、ありありと現前させることが出来なかった。だが確かに今その取っ掛かりの部分に足を踏み入れた自覚がある。人と違う呼吸で、違う言葉で語ること。まだ知らない呼吸の仕方を学んでいる。

無題

無題

友人と飲んだ。人生が短いことについて、最近考えることが増えたことを話す。生き辛そうだ、と言われる。大半の人は、そんなことを考えては生きていない、と。
私は切実に思っている。

無題

もともと変化を嫌うほうだ。
朝走りに出て帰宅し、シャワーを浴びる。ご飯を食べて練習するか、ドトールでアイスコーヒーを飲む。また練習をして、「ああ、もう午後3時だ、都内に出るには今出ないとレッスンに待ち合わない」と思う。そのまま5時くらいまで練習を続けてしまう。家を出て、駅構内になるドトールでまたアイスコーヒーを飲む。電車で移動して、レッスン最寄駅の喫茶店で本を読んで過ごす。そのあと、近くのスーパーで少し小腹を満たしてからレッスン。毎回このパターンだ。

気分転換が必要だと思いつつ、新しい景色を触れる事が出来ていない。そうは言えど、金曜日は宴会で楽器を弾き、土曜日は友人の家に招かれてピアノを弾かせて頂き、昨日はちょっとしたパーティにも出た。

おそらく一人で旅に出る機会が足りていない。美術館にも足を運んでいない。公園の散歩もしていない。練習もしたいから、なかなか時間も足りないのであるが。

無題

確かに、楽器を複数ものにしていることを褒められることはある。僕はどれも中途半端だという風に思っているから「そんなことはないのですよ、どれも中途半端ですから」と答える。

無題

私はもう少し、どちらの楽器も腕を上げたい。世の中に溢れている定型的なメッセージとは違う言葉の使い方で、異なるメッセージを伝えられるようになりたい。また、その世界の者同士でなければ読み取れない言語によるコミュニケーションを楽しめるようになりたい。芸事であれば何でもそうかもしれないが、「その道の人同士にしか伝わらないこと」と「その道の人でなくても伝わること」がある。裾野を広げるためには後者を意識するほかないけれど、そのためには、一度前者を経由するほかない、ようにも思う。保守的な考え方でしかないかもしれないが。

無題

本番まで1日たりとも無駄にしたくないのに、マスターベーションでしかない練習を入れてこようとする人たち。愛すべき人たち、かもしれない。

無題

宗安先生、お元気ですか。
僕はまたピアノを習っております。せんせいに習っていた中学生の頃は、全然練習してませんでしたが、それでもワルトシュタインや熱情を弾かせてくれました。全然、それがどんな曲か知らずにいましたが、せんせいが選んでくれた曲だったので、なんとか発表会でも弾いてました。中学の文化祭でも弾きました。全然、今思うと音楽ではなかったかもしれませんが、でも、弾きました。
今は、もうあの頃のようには弾けません。
でも、あの頃の自分を越えようという一心で頑張っています。今取り組んでいる曲は、熱情の1movです。先生に言われて3楽章を弾いて、あの曲が好きでした。1楽章は、3楽章よりも難しいです。きっと、1楽章がちゃんとものにできれば、僕はあの頃の自分を超えられると思います。どうしても、あの頃の自分よりも先に進みたいです。一人で音楽をすることがつまらなくて、オーケストラが好きになりましたが、また、一人で音楽をすることに戻ってきました。とても楽しいです。是非先生に聞いて頂きたいです。
まだお元気でいらっしゃいますか?