まだら猫の毎日明るく元気よく日記

生活について書きます。

日曜日

日曜の午前はオケの練習。だいたいいつも横浜であるから、僕は平日と同じ6時に起きる。それから20分ほど走ってから、バターコーヒーを飲む。楽器を持って電車に乗る。

練習を終えて久しぶりに渋谷にいる。千葉に比べると雑多で、見た目にしろ年齢にしろ遥かに多様な人たちがいる。そういう場は自ずと自分が相対化されやすい。そういう意識は筆を取らせる。つけ麺の大臣も行く気にならないし、ぶらぶらしようかな。
しばらく連絡を取っていない職場を離れた友人や、過去に共演した人と会う約束を取りたいし、来週からまたピアノのレッスンに通うから練習をしないといけないし、来月はTOEICを受けるからその勉強もしないと。
https://filmarks.com/movies/70336
先週はセルゲイ・ポルーニンを観たのだった。これは良かった。

合コン評

昨日は合コンに行った。こちらは3人。あちらも3人。僕は主催した者ではないから、詳しい人となりはわからない。ただ楽しもうという気持ちで行って、たくさんおちゃらけて帰ってきた。
相手の主催したAさんは、少しビッチな雰囲気のある、別に可愛くない子だった。ほかの2人の女の子を誘ったのはその子で、力関係を見ているに一番政治力があった。でもたぶん、少し性に奔放であることを鼻にかけていて(繰り返すが別に可愛くない)、そのことで女性関係の中で上に立とうという意思が感じられた。僕はこのメンツの中では話題の引き出しが一番多かったので、たぶんそのことが気にくわないというか、興味のない話題になったときはあからさまに「私興味ないです」という態度になったのが感じられた。却下。
Bさんは私と一番性格的には似ている。理系卒の文系就職というのも興味をそそられる。別に可愛くないけれど、好感が持てた。たぶん話をすると一番面白いタイプ。
Cさんは化粧気がないけれど、真面目な女の子。NHKラジオの夏休み子ども科学電話相談を知っていた。加点。なんで彼氏がいないんだろう。あまり短時間ではわからなかったから喋ってみたいと思った。

エージェントモード、fitbit

fitbit を購入して10日が経った。毎日6時に起きて約3〜4キロのコースを20分くらいでゆっくり走る。身につけているのはメッシュ生地のタンクトップ、下はユニクロのエアリズム。左腕にfitbit altaHR、右手にマンションの鍵。
20分も走れば、心拍数は140前後まで上がり、快楽物質が脳内に行き渡る。息が上がってぜいぜいすることはない。走り終えたら心拍数が100に下がるまでクールダウンし、シャワーを浴びて髭を剃る。リビングに戻ってアボガドにオリーブオイルをかけたサラダを食べて、ティファールで沸かしたお湯でインスタントコーヒーに無塩バターを一欠片落としたバターコーヒーを飲む。これまでで約一時間だ。それから家の横にあるドトールに入って、更にアイスコーヒーを飲む。通勤の電車に乗るまで30分間の時間がある。メールの返信をして、本を読んでSNSを開く。乗る電車の5分前になると全てを鞄にしまってkindleか本を脇に抱えて駅へ向かう。ドトールから僕がいつも乗る駅の3番線ホームには、4分あれば余裕で着くからだ。

この一週間はスタンレー・ミルグラムの『服従の心理』を読んでいたのは昨日書いた通りだ。エージェントモード。職場に着く頃には、僕はエージェントモードに入っている。お喋りをして仕事をしない人たちに対して不機嫌になり、上司の意思は自分の意思であるかのような、責任感 ー 血税によって生きているという責任感、それが権威システムの命令によって産まれている義務感との違いを僕は区別できていない ー があるため、真面目に結果を出さない人間が好ましく思えないのだ。それは、小学校の頃の掃除の時間に真面目に掃除をしない人たちへ感じていた不満感と通じるものがある。僕は再び学校の教室の中に戻ってきたのだろうか?

fitbit のようなウェアラブル端末は久しぶりに心踊る体験だった。僕には、自分の全てをコントロールしたい欲望がある。いつも心打ち砕かれているわけだが。一番は、欲望をコントロールできないことだ。よく言われるように、それを意思の力のせいにするのではなく、アーキテクチャの部分から統制していく方が賢明だ、とは常々思ってきたことだった。あらゆる日常の生活を客観的な数値に置き換えることがその一助になることは間違いない。

ゆくゆくはこうした生体情報が医療分野や福祉分野で行政が活用しようと乗り出してくるのではないだろうか。Googleの『第5の権力』に書かれているように、最早テクノロジーとプライバシーは対置されるような概念ではなくなっている(要出典!笑、確かそんなことが書いてあった)。人々は進んで個人情報を提供しているし、それはairbnbやマネーフォーワードなんかを見てるとよく分かる。進んでリスクを受け入れて、体験を手にする。そうしたテクノロジーを使ってリスクを受け入れる時、私たちはエージェントモードに入っている、とは言えないだろうか。

服従の心理 (河出文庫)

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第五の権力---Googleには見えている未来

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